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アンティークフェアの思い出VOL.8

2014年05月09日 17:11

――― トンゲレン(ベルギー)の蚤の市 ――― 

今回は以前より気になっていたベルギーのトンゲレンのアンティークマーケットに行ってきました。

tongeren01.jpg
トンゲレン駅のホーム

トンゲレンは、バイキングが開いたベルギー最古の町として有名ですが、ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)最大のアンティークの蚤の市があることでも知られている町です。最大のアンティークの蚤の市と聞くと、業者としては一回は行ってみたいと、前々から思っていた場所なのです。で、2014年の春、ついに決行となりました。

トンゲレンの蚤の市の開催は毎週日曜日の朝6:00~正午頃までなので、土曜日の朝のブリュッセルのアンティークマーケットを見た後、夕方にトンゲレンに入って一泊することにしました。ブリュッセルからトンゲレンまでは、ブリュッセルからベルギー国鉄の電車で約2時間。週末はチケットが半額になる太っ腹なのですが、その代わり1回か2回乗り換えをしなくてはいけない電車しかありませんから(乗り換え間隔も数分なのであせります)注意です。私は日本からベルギー鉄道のWEBでチケットを購入して行きました。

そして、土曜日の夕方トンゲレンに無事到着。駅から歩いて数分のホテルにチェックイン後、町の中をそぞろ歩いてみましたが、町に入ってくる車も多く、レストランも人で一杯でした。みんな明日の蚤の市のことを思ってワクワクしているのでしょうか?何だか町に高揚している雰囲気が漂っていて、それにつられて私もベルギービールを沢山いただいてしまいました。普段はとても静かな町なのだと思いますが、土日はまったく別な町になるのでしょうね。

そして日曜日当日、早起きして出動態勢を整えていたのですが、6時になっても外はまだ真っ暗。この暗闇の中、本当にやっているのかしらん?と疑いながら、とにもかくにもホテルを出ました。私が泊まっていたホテルは、蚤の市のど真ん中にあるホテルだったので、出るともうすぐにストールがありました。でも、暗くてよく見えないので、とりあえずインドアのストールから見ることに。


tongeren02.jpg
インドアの会場の様子です


トンゲレンの蚤の市では、インドアの会場は2つあります。アウトドアのストールに比べると、やはり高級品が多かったように思います。出店料も外よりは高いのでしょうからあたり前ですけど…。インドアのストールでの買い付けが終わって外にでるとすっかり明るくなっていました。さあ~、これよりアウトドアでの買い付けです!


tongeren03.jpg
トンゲレン駅から蚤の市に歩いてくると、つきあたる広場です


トンゲレンの蚤の市全体は、アルファペットのPを反転させたような形をしています。
そのPの通り沿いにずらりとストールが並びます。


tongeren04.jpg
私が泊まったホテルの前の通りです



tongeren05.jpg
こんな風にず~とストールが続きます。

ストール数は全部で300位あったと思います。高級品からブロカントまで、品揃えは色々でした。
午前中で3回見て回っても充分時間は足りると思います。普段は英国の巨大なフェアに行くことが多いので、
規模的には少し物足りませんでしたが、何よりもゆったり、まったりとしたトンゲレンの空気というか雰囲
気がとても心地良くて、いつかまた機会があればビールを飲みに(もちろんアンティークも!)来てみたいな、
と思わせてくれる町でした(できればもっと円高の時に)。


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アンティークフェアの思い出VOL.5

2012年03月03日 01:57

以前私がまだアンティークのお仕事を始める前に、英国で出会った業者さんに「最初は英国モノばかりを見ていても、そのうち他の国のモノも見たくなるよ」、と言われた事があります。その時は、英国アンティーク一辺倒だったので、そんな事があるかしら?と思ったものですが、いざこのお仕事を始めてみると、やはりその業者さんの言った通りになってしまいました。

で、最近は英国の他に色々と近隣諸国に出かけている私ですが(ユーロ安も一因かな?)、今回はベルギーのブリュッセルに行ってまいりました。ブリュッセルといえば、かつては、イギリス、フランスに次ぐ第3のアンティークのメッカといわれていたのですが、現在は必ずしもそうではないようです。


サブロン広場

上の写真は、サブロン広場で毎週土日に行われているアンティークマーケットの準備の様子をホテルの窓から撮影したものです。今回は、マーケットの真前のホテルに泊まったので楽でした。前に比べるとストールの数は半分位になっているのではないかと思います。それでも、どんなアンティーク達に出会えるか自然と胸は高鳴ります。

サブロン広場のマーケットは10時位からなので、ホテルで朝食をとって先にジュ・ド・バル広場のフレアマーケットのほうを覗くことにしました。下の写真がその様子です。


ジュドバル広場

ジュ・ド・バル広場へはサブロン広場からブラース通りに入って、南駅方向に真っ直ぐ歩いていけばそのうち着きます。ガラクタ市なので、掘り出しモノはあまり期待できませんが、いろんなモノや人がいるので、それなりに楽しめます。ここではひやかしただけで何も買いませんでした、というか買えませんでした。

ジュ・ド・バル広場からサブロン広場に戻って、いよいよ買い付けがスタートです。いざ!と突入していきましたが、あっという間に終わってしまいました~。ストールが50個くらいあるかないかだから無理もないのですが、品揃えはまあまあといったところだったでしょうか?ここでは、シルバーやエッチングを数点買って終了です。目当ての一つだったリネンのストールが全然なくてとても残念でした。

マーケットの探訪が早くも終わってしまったので、この後はサブロン広場のまわりにあるアンティークセンターやショップ巡りに繰り出しました。まず先ほどのブラース通りに戻りました。この通りにはアンティークセンターやショップが点在しています。ジュ・ド・バル広場のマーケットに行きがてらチェックしていたショップも開店していたので、順番に覗いて行きました。

アンティークセンターはサブロン広場の近くに3軒くらいあったでしょうか。規模は大きいのですが、色んな物がごちゃごちゃと詰め込んであって、よーく目をこらしてみないと、掘り出し物をつい見逃してしまいそうでした。もう少しきれいにディスプレイしてあれば、もっと品物も違って見えたと思うのですが、イメージするのが大変でした。ちなみにサブロン広場に面した通りにアンティークセンターが一軒ありますが、こちらのディスプレイはきれいでした。ま、お値段もそれなりでしたが。

結局アンティークセンターとショップでの戦利品は、アクセサリーが数十点となりました。でもかなり納得の金額で買い付けできたので、私的には満足でした。

ただブリュッセルでは、今はどちらかというとシャビーなインテリアアイテムやインダストリアルなモノが熱いと感じました。アンティークセンターには人はまばらだったのに、シャビーなモノを扱っているショップは買い物客でいっぱいでした。


シャビーなショップ


上下ともブラース通りのシャビーなインテリアを扱っているショップです。この他に、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会のすぐ近くに大きなショップがあります。


インダストリアル専門店


それからブラース通りの靴屋さんですが、面白い光景に出会いました。最初はぬいぐるみ?と思ったのですが、動いたので本当のネコだと判り、思わずカメラのシャッターを押してしまいました。この後、後ろにひっこんでしまったので、残念ながら顔を撮ることはできませんでした。きっとこのネコは、ブラース通りの看板ネコなのでしょうね。


靴箱の中のネコ

最後にブリュッセルでのアンティーク探訪の私の感想ですが、マーケットは前のような活気はないとしても、以前から欲しいと思っていてずっと手に入れることができないでいたモノに、もしかしたら出逢えるかもという気分にさせてくれる街でした。ただ、アンティークを捜しにベルギーだけに行くのなら、アントワープやブルージュ、ゲントなどもあわせて訪問することをオススメします。ブリュッセルだけなら、市内観光をあわせても2泊3日もあれば充分でしょう。

アンティークフェアの思い出VOL.4

2011年06月14日 18:15

ベルリン01
※写真はベルリン東駅アンティークマーケットのサインボードです。

とても久しぶりのブログの更新です。
今回は、4月に訪れたドイツはベルリンのマーケットの様子をお話します。

ベルリン市内では、土日になるとあちこちでマーケットが開催されますが(その数20余りでしょうか?)、アンティーク(ヴィンテージも含め)に特化したマーケットは2つだけです。その他はいわゆる中古品、リサイクル品になるのですが、もし私がベルリンに住んでいたら、あれもこれも欲しいというものもたくさんありました。今回は、そんな楽しかったマーケットもご紹介しますよ~。

ベルリンのマーケットは土日集中ですから、旅行者にとっては効率的に廻れて便利です。私は2日で6つも欲張って行ってまいりましたが、2日目はホテルに帰り着いた頃にはもうヘロヘロ状態でした。いつも思うのですが、このお仕事は本当に体力勝負です。その分滞在中はモーレツに食べて、飲んでエネルギー補給をしていましたが…。よくもあれだけ食べて太らなかったな、と帰国後に自分でも感心してしまったくらいです。(笑)

それでは、お話を始めます。

1.6月17日通りのアンティークマーケット(Strasse des 17. Juni)
マーケットの袋
※6月17日通りのアンティークマーケットのマーケット袋。英国のよりおしゃれ!

ベルリンで一番古くて有名で、人出も多いマーケットだそうです。毎土曜日にティアガルデン駅を降りてすぐの場所で開催しているのですぐにわかりますよ。ここではいわゆるアンティーク、ヴィンテージのものが売られているのですが、置いてあるものはドイツの物が殆どで、陶磁器からジュエリー、ファブリック、トーイ、家具、雑貨などそれこそ何でもという感じでした。私はここでたくさん買い物をしてしまい、次のマーケットに廻れなくなってしまって荷物を置きにホテルへ一度帰るはめになってしまいました。

また、このマーケットは売ってる人もユニークでした。商売はそっちのけで大音量で音楽をかけて、カクテルを飲みながら、タバコをふかしながら自分のブースの中で踊りまくっている女性がいました。商売熱心な英国ではついぞ見たことのない不思議な光景でした。ベルリン流の売り方なのでしょうかね?買い物しなくても、行けばそれなりに楽しめるマーケットです。


2.東駅のアンティークマーケット(Erich-Steinfurth-Str.)
ベルリン02
こちらは開催は毎日曜日の朝9時からなのですが、9時頃行ってもまだディーラー達の多くはまだ準備しているので、ゆっくり朝食をとって、それから繰り出しても全然大丈夫です。客層の年齢が高くて、人出も6月17日通りほどではありませんからゆっくり、じっくりと物色できますよ。

こちらも売っているのは、殆どドイツのアンティーク、ヴィンテージのもの。何でもありましたが、古本や切手、コイン、ポストカード、写真の専門店が出店しているのがこのマーケットの特徴。

私はここでは、アクセサリーの掘り出し物を見つけました。


3.アルコナ広場のフリーマーケット(Arkonaplatz)ベルリン03

UバーンのBernauerstr駅から歩いて7~8分、教会の側の木々に囲まれた広場で開催されていました。ここは中古品が主ですが、仕事抜きで欲しいものがいくつかありました。売ってる人もおしゃれな人が多くておすすめのマーケットです。ただ通路が狭くて見にくいのがちょっと残念でした。

Bernauerstr駅の側には、おしゃれなカフェが3~4軒あってちょっとブレイクするのにおススメです。マーケット開催中にもかかわらず意外に混んでなくて、私は大きなベリーとクリームたっぷりのケーキをいただきました。美味でありました~。


4.マウアーパークのフリーマーケット(Mauerpark)
こちらはアルコナパークの向かいの場所で開催。規模も大きくて、ガラクタ、中古品から新品まで何でもござれという感じでした。人出も多くてベルリンでは人気のマーケットだということです。

私はここでは買うものが見つからなかったので、というかあまりの人の多さに早々に退散しました。


5.ボックスハーゲナー広場のフリーマーケット(Boxhagener Platz)
こちらは、私が泊まっていたホテルのすぐ近くだったので、一番最後に行ったフリーマーケットです。やはり中古品が主ですが、ヴィンテージやアンティークも少しあります。こじんまりとしたマーケットですが、私はそれがかえって気に入りました。

ここではマーケットも楽しいのですが、まわりの雰囲気もとてもにぎやがで楽しいです。大道芸をやっていたり、バンドの演奏があったり。周りにはレストランが多いので、ここで早目の夕食をとってマーケットの締めくくりとしても。そのあとは近くのバーにでも繰り出せば完璧な日曜日の一日になることでしょう。


5.トレプトーのインドアのマーケットベルリン04
すみません。こちらのマーケットの名前、忘れてしまいました。Sバーンのトレプトーの駅から徒歩10分位のところにあります。

で、こちらは究極のガラクタ品のマーケットといえるでしょう。写真でもおわかりでしょうけれど、まるで穴倉のような場所に入っていくような感じでした。残念ながら何も買いたいものはありませんでしたが、こんなものまで売るの?っていう感じで、何かドイツ(おそらくはヨーロッパ全域)の生きることに対する力強さのようなものを感じさせられました。人間何をしてったて何とか生きていけるというような…。日本人ももっとたくましくなりゃなきゃね。年間自殺者三万人越なんて、もうやめようよ。と考えさせられてしまった場所でした。何をしにいったのやら。

そして、最後にまとめです。それぞれに欲しいものは違うし、好みがあるのでどこのマーケットが一番とはいえないですが、ベルリンのマーケットは楽し~い。というのが結論です。

特に私はアンティーク屋ですから、特に2つのアンティークマーケット、年2回大規模に開催されるそうですから機会があればまた是非その時に行ってみたいと思いました。

それからベルリンのマーケットでは、殆ど地面が石畳なので(英国のビッグマーケットは土だからそれほど疲れない)めちゃめちゃ脚が疲れます。靴はくれぐれも履きなれたもので行きましょう。

そしてベルリンは旧東ドイツの街のせいか、英語はあまり通じません。私のほうはドイツ語がわかりませんから、簡単な英語と身振りで買い物交渉しましたが、お互い努力するせいか、かえって打ち解けるのが早いのではないかと感じました。こういうやり取りも旅の楽しみの一つですね。

それでは、次回はベルリンのアンティークショップについてお話します。


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